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2006年7月 2日 (日)

放大図書館から資料が来ました

6月28日から徳島~奈良の高速バスが運行されました。
橿原考古学研究所(畝傍御陵前駅)に行くのに便利かと思いましたが、7時40分の便で奈良まで行くのと、8時50分の大阪行きの便で奈良に行くのとで、そのあとの電車の連絡を見てみたら、到着時刻はほとんど変わらないようです。バスは電車より遅いからなあ。

さて、放大図書館に申請していた書籍が届きました。
グスク文化を考える』は、本部の図書館にあったので書籍を借りられました。沖縄諸島の遊戯史についての論文が出ていて、そこに将棋についても書かれているのですが、グスクが成立して以降の時代の考察だけでした。沖縄でグスクが成立したのは12世紀頃なので、10世紀の後半と考えられている将棋の伝来には、少し時代が合わないようです。
琉球・東アジアの人と文化』は、本部の図書館にもなく、他大学の図書館に問い合わせてコピーを送ってもらいました(コピー代と郵送料で320円の負担)。ここに将棋の伝来についての記述があり、「東南アジア~中国(唐)南方~沖縄諸島」の交易路を想定してこれを通って将棋が伝来したという主張になっています。

この2つを読んで感じたのは、将棋の東南アジア伝来説は考えにくいということです。無理にでも沖縄を入れるなら、「唐→沖縄諸島→日本本土」の可能性は否定できませんが、中国大陸を経由しない東南アジア伝来説は、沖縄を経由するしないに関わらず、交易路自体が存在していないようです。

やはり、将棋も他の文化と同様、随~唐~宋のいずれの時代かの中国から伝来したと見るのが自然と思います。ただ、この説で不利なのが、最後の遣唐使が830年(894年にも計画されているが、菅原道真の建議で派遣中止→廃止)、平氏によって日宋貿易が開始されたのが1140年頃で、その間の時期にどうやって中国からの文化が伝わったのか、という説明が難しいことです。

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