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2006年11月26日 (日)

将と象の動きの謎

日本将棋の金将と銀将について、動きを以下のように分解してみました。

  • 金将 = 前後左右に1マス + 前方3方向に1マス
  • 銀将 = 斜め四方に1マス + 前方3方向に1マス

ということは、古い時代の将棋類において、将 (金将の祖先) は前後左右に1マス、象 (銀将の祖先) は斜め四方に1マスずつ動けた、と考えることになります。

ところが、世界の将棋類を見ると、チェスのクイーンと日本将棋の金将を除いて、「将」の駒は斜め四方に1マスずつ動くようになっています。「象」の駒はいくつかのバリエーションがありますが、斜めに2マス動くものが多いようです。

これは非常に悩ましい問題で、金将の動きの根幹に関わってきます。
「将」の駒が縦横に進むとされているものは、例によって「玄怪録」だけ。ここには「上将は四方に行け」となっており、唐代の将棋は「将」が前後左右に動いたのかもしれません。それがどこから伝来し、そしてなぜシャンチーでは採用されなかったのか、疑問は多いわけですが。

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