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2006年12月 9日 (土)

リジェクト……。

今朝、学会から郵便物が届きました。大きさ的に先週渡した論文が入っていそうで、この時点でイヤな予感がしていたのですが、……。

結論から言うと、論文は査読された結果、受け取ってもらえないということになりました。これまでの研究のまとめに過ぎず、新しい知見がないということが主な理由ということです。そして、同封の手紙 (増川先生が書かれたもの) には、今後の研究の方向についてのアドバイスがありました。

さて、と。今後の選択は3つ。

  1. 研究を打ち切り、遊戯史に興味を持つ個人としててきとうに活動する。
  2. 無所属の研究家として、てきとうに活動を続ける。
  3. どこかの組織 (放送大学の大学院がいちばん手っ取り早いかな……) に所属して、成果を上げないといけない状態に追い込んで研究を続ける。

本気でやるなら答えは1つなのですが、そこまでやる熱意や自信が自分にあるだろうかと、自問自答。簡単には答えは出ませんし、大学院に進むにしても来年試験を受けて、入学するのは再来年 (2008年) になるので、考える時間はたっぷりあると思っています。

念のため。放送大学の卒業論文としてはリジェクトされていないので、卒業できなくなるということはないと思います……たぶん。

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コメント

専門が違うし、遊戯学界の実情も知りませんが、研究者一般に通用する考え方としての、学者としての助言です。

酔象という論拠について技術的にどう評価されたのか?「持ち駒」の文献についての増川解釈を批判し、増川説を否定するものである以上、同氏の拠る雑誌に、「16世紀前半説」を載せるには、相当な困難があっても不思議ではないでしょうね。

雑誌には特定の学派が拠っています。人脈的なつながりが無いと、画期的な新説中心の新規参入は困難なものです。これは、特に小規模で、対抗する学会が無い分野では、よく見られる現象です。増川博士(ドイツの学会サイトの記載に基づく)には愛棋家にも結構信奉者が多い上に、木村氏とも対立しているとなれば、尚更です。

増川氏の手紙は親切からでしょう。氏か氏のグループ(ドイツのチェス史学会に論文を出している)の教えを乞う姿勢でなければ、この雑誌には永遠に載らないと見るべきでしょうね。大学院にでも行かねば問題にならぬいうほど貴兄自身の学力が低いようにも見えませんが、研究者の仲間入りをするために、その程度の研鑽を積みなさいということでしょう。(増川氏はかなりお年らしいので、貴兄は氏の後継者と付き合うことになるのでしょう。いろいろな意味で、若い人ほど厳しいものです。)

金銭的、時間的に可能ならば、そして大学院の入試または選考にパスできるなら、大学院進学そのものは、いずれにせよ価値があるし、一生の財産にはなるでしょう。

投稿: 逸平 | 2007年1月 6日 (土) 15時07分

逸平さま>
ありがとうございます。「学派」という言葉から受けるイメージほど、排他的な印象は受けなかったのですが、増川先生の意見が強く反映されるであろうことは想像できます。
もっとも、増川先生自身、「過ちを改めるに憚る事なかれ」という立場のようですので、それほどガチガチな派閥のような感じではないだろうとは思いますが……。

この分野で、というよりもどの分野でも同じでしょうけど、「研究者」といえる立場になるには、相当の努力と知識が必要なのだというのは理解しています。それだけに、そこまでやって研究者になろうとするのか、今のうちにあきらめて、趣味として遊戯史を考えるにとどめるのか、悩んでいるところです。

大学院についても、まだ検討中。来週、卒業論文の面接審査があるので、そのときに放送大学の大学院について聞いてみようとは思っています。

投稿: たまご915 | 2007年1月 6日 (土) 16時55分

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