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2007年1月17日 (水)

面接審査

日曜日、放送大学の卒業研究の面接審査がありました。

他のゼミではプレゼン資料をまとめて、ゼミ参加者全員に向けて発表するところもあったようですが、こちらは先生と1対1の面談の形になり、多少助かりました。
まずは論文の内容 (テーマとその結論) を説明し、うまくいったところと弱いところを訊ねられました。弱いのは、(それで遊戯史学会に受け取ってもらえなかったのですが) 他の資料をまとめただけに終わってしまった部分があるところ、ということになりますね。

その後、個別に指摘があり、

  • タイトルは「成立の歴史的過程」など、もう少し踏み込んだ表現でもよかった。
  • 1ページの後ろから6行目に落丁がある。(いわれて初めて気づいた)
  • 「康富記」「家忠日記」などで原文に当たることができたのに、孫引きになっているのが残念。
  • 将棋の伝来が「比較的新しく、11世紀」としているが、歴史的には11世紀が新しいとはいえないので、「囲碁と比較して」などの説明がほしい。
  • 「鳥獣人物戯画」の囲碁と将棋の盤の比較は、よく見つけたと思う。
  • 酔象を含んだ詰将棋の部分は、全体の論から少し浮いてしまっている。
  • 名人の登場を現行ルール成立時期を推定する理由としたのは、よい観点だと思われる。本論でもう少し強調してはどうだったか。
  • 全体的にはよく書けている。冗長なところも見られない。

と、改善点はあるものの比較的高評価でした。

先生の考えでは、これを手直しして遊戯史学会に送ってはどうかという算段だったようですが、先に送ってしまい、しかも却下されたということで、予定が狂った感じでした。却下の理由が「新たな発見が見られない」なので、手直しして出していたとしても結果は変わらなかったでしょう。これについては、何年後というスパンで新しいものを書き、再提出してはどうかということになりました。

あと、大学院ですが、将棋の歴史を研究している学問分野がないこともあって、ぜひ来てくださいという感じにはなりませんでした。
(遊戯史学会の懇親会で話に出たのですが、世界的には民俗学の範疇になるのだそうです。日本の民俗学は遊戯を扱わないため、このような状況になります)
放送大学の大学院に入るとしても2008年度になりますし、そうなると試験は今年の夏以降なので、もう少し考える余裕はあります。進路については、もうしばらく考えることになるだろうと思います。

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