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2007年5月

2007年5月15日 (火)

遊戯史学会・2007年夏の総会

増川先生より、総会の案内が届きました。

6月2日午後2時より、東京・中央区の八丁堀区民館で行われます。講演は2本で、健部先生の「くじゅろく」と「どんちく」のお話、それから増川先生の囲碁の本因坊のお話となっています。

会員以外の方も自由に参加できます。自分も、昨年の総会に初めて参加して、その場で入会することを表明しましたので、新しい人は歓迎されると思います。

自分なのですが、今回の参加は微妙 (まだ返事は出していません) 。昨年は卒業研究という大きな目的があったのですが、そうでもなければ毎回東京に出るのは大変なので。存在を忘れられない程度に、たまに顔を出したいと思います。

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2007年5月13日 (日)

遊芸師の誕生 (増川宏一)

実隆公記つながりで、増川先生のこの本を取り上げます。卒業研究では読んでいなかった資料なのですが、

ネットで「実隆公記 将棋」で検索する
→丸谷才一の「男ごころ」に増川先生が何か書いているという記述にいきあたる
→図書館で「男ごころ」を探して該当の記述を探す
→「遊芸師の誕生」に書いてあることが判明

という流れになりました。

「遊芸師の誕生」の前半が実隆公記に関する記述になっています。自分がいま調べようとしていることがだいたい載っているようで、調べるところが難しくなっています。論文を書こうかと思ったのですが、この流れではまた却下っぽいです。

三条西実隆は中世の公家なのですが、増川先生の記述によると「地位と権勢をたのんで、強引な人事を進めようとした人物」という評価もあるようです。このあたりを掘り下げてみるのもおもしろいかもしれません (が、将棋の研究から離れてしまうかも) 。

その他、実隆公記の背景資料として、中世の日記資料や政治について書かれた書籍も2~3冊借りてきました。放送大学の五味文彦先生のものもあります。放送大学で大学院に進むとすれば、五味先生の指導を受けることになると思います。このあたりも含めて、もう少し時間をかけて調べてみる必要がありそうです。

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2007年5月10日 (木)

結局あきらめました

自費出版、出版社のほうから見積もりが届きました。1冊1100円を1000部作って、見積もりが約180万円。売り上げの6割が戻ってくることになっていますが、全部売れても120万円ほどの赤字ですね。「自費出版は儲からない」といいますが、具体的にこういう数字を突きつけられると納得します。

見積もりを待っている間に、自費出版ガイドというサイトを見つけました。このサイトによると、きちんとした装丁・流通で自費出版を行うとしたら、200万円近くが相場だということでした。

あと、やはりトラブルはあるのですが、これは作る側と売る側の意識のずれが原因となっているようです。高いお金を払うので、「こんなはずではなかった」がトラブルになって、詐欺だとか何だとかいわれるんでしょうね。

ということで、結局、断りました。金額の問題が大きいのですが、まだ何も書けていないことと、学術的に何も新しいことがないので、仮説に仮説を重ねてという形にならざるを得ないということがあります。それでも十分可能性があるという評価をいただいたので、その点は自信を持ってもよいのかもしれません。

もうしばらくは学問的に何か出せるか、図書館通いを続けたいと思います。

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2007年5月 4日 (金)

自費出版?

1か月以上ぶりです。

しばらくこちらの活動はしていなかったのですが、図書館で「実隆公記」のチェックは続いています。あまり時間が取れず、少しずつしかチェックが進みませんが、それでも月に何度も将棋を指している様子がうかがえ、16世紀初めに将棋が流行していた可能性を伺わせます。

ネットのポイントサイトに広告を載せていた、某自費出版社のサイトに登録してみました。ポイントも入るし、この研究が出版の価値があるのかどうかも気になりましたので、わりと軽い気持ちだったのですが……。

放送大学の卒業論文をベースに全体的に改稿することを前提にして、何度かメールのやりとりをしていていたのですが、今日、先方から郵便が届きました。開けてみると、「興味があり、十分に出版に耐えられるであろう」とのこと。あまりいい返事は期待していなかったので、この回答にはむしろ驚きました。

ただ、こちらは、論文以降ほとんど何も進めていないし、原稿も1文字も書けていません。論文自体、遊戯史学会では査読の上でリジェクトされたわけで、学術的には使えないことが判明しているものです。将棋の対局になぞらえていうと、駒が足りないのに攻めさせられて、切らされそうになっている状態です。

この出版社の評判をネットで検索してみましたが、あまりいい評判はないようです (自費出版全体が評判が悪いようにも思えますが) 。自費出版、協力出版は初期コストが大きいので、趣味でやるのにどれだけお金を出せるかという問題もあります。大金を詰んで出版にこぎ着けたものの、全く売れずに在庫だけが残ってしまうこともあるわけで。

こりゃあ、金駒を根こそぎ取られる前に、投了する一手でしょうか。

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