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2008年1月

2008年1月23日 (水)

大阪商業大学アミューズメント産業研究所

4月から大学院生ですが、個人でできる研究は続けています。

卒論を書くときに根拠とした、将棋が現在の形になったことについての記載があります。『大橋家文書』と『象戯図式』にある、

「天文年間に後奈良天皇が日野晴光と伊勢貞孝に命じて酔象の駒を除かせた」

という記述が、どこまで事実なのかというところも気になっていました。人名事典で調べたところでは、晴光も貞孝も天文年間の人であるのは間違いないのですが、将棋の上手かどうかは不明。晴光は公卿の要職にあったようですが、貞孝は室町幕府側の人間で、天皇の命令を受ける立場にあったのかどうか。

そもそも、原文を見たことがないのです。『象戯図式』はどこかの図書館にあるのでしょうが、まだ確認できておらず、増川先生の『将棋1』に抜粋された部分にはこの記述はありませんでした。『大橋家文書』は将棋連盟に寄贈され、将棋博物館の閉館に伴って大阪商業大学アミューズメント産業研究所 (以下、「アミューズメント研究所」と略させていただきます) に移管されたと聞いています。

そういういきさつもあり、アミューズメント研究所は、いつか行っておきたいところでした。研究員の中に遊戯史学会の方 (高橋先生) がおられたので、後奈良天皇云々の文書について、失礼を承知でメールで質問してみました。

『世界の将棋』を書かれた梅林先生も、主任研究員として所属されておられるようです。将棋博物館の撤退は惜しまれるのですが、こういった方々が所属する研究所に移管されたわけですから、むしろよかったのではないかと思います。

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