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2008年2月11日 (月)

諸象戯図式

2月8日に東京出張が入ったので、ついでに国立公文書館に行ってきました。なぜこんなところに足を運んだかというと……。

今度の研究で、「後奈良天皇が酔象の駒を除かせた」がどこまで事実かも調べてみたいと思っています。この記述があるのが、『諸象戯図式』と『大橋家文書』なのですが、後者の原本が大阪商業大学アミューズメント産業研究所にもなく、確認できなさそうでした。

それで『諸象戯図式』なのですが、これがあるのが国立公文書館です。近代以降に活字化されたものはなく、版本が1組あるのみでした。あるだけマシなのですが、これを見に行く機会はそうそう訪れないだろうと思っていたので、行けるときに行っておこうということです。

国立公文書館の写真東京メトロの東西線竹橋駅で降り、西へ5分ほど歩いたところ、竹橋という橋を渡って近代美術館の西隣にあります。1階は明治維新以降の憲法などの制定に関する公文書を展示してあり、目的とする古い文書の閲覧は、許可を取った上で2階で行います。

所定の利用手続きを行って、目的の書籍を探し (閲覧室内のPCから検索できるようになっています) 、閲覧手続きを改めて提出して書籍を持ってきてもらいます。風邪気味でしたのでマスクを着けていましたが、必須ではなく、手袋もはめなくてよいということでした。

書写・翻字はOK。複写の手続きを取れば、コピーも可能です (専門業者に依頼し、後日郵送) 。マイクロフィルム化されていればその場で複写できるのですが、『諸象戯図式』はマイクロフィルム化されていませんでした。4冊本で、1冊目が自分の必要としていた部分、つまり各種古将棋の解説で、2冊目以降は中将棋の詰将棋が掲載されていました。1冊目は30ページほどの短い書籍でしたので、全冊複写の依頼を取りました。3000~5000円くらいの手数料はかかりますが、あやふやな知識で中途半端に翻字するよりは、それだけ払ってでも原本と同じものを手元に持っておきたいと思ったので。

敷居は高いのですが、極端に高いわけでもなく、研究目的を聞かれたり紹介状を求められたりすることもありませんでした。卒業研究のときにも一度行っておけばよかったかもしれない、と思っています。

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コメント

中将棋の例会を毎月千駄ヶ谷の将棋会館で開催しています。酔象の駒をならせることはめったにできません。
この駒の由来に興味があります。

投稿: 馬形進 | 2008年5月29日 (木) 15時18分

馬形進さま
コメントありがとうございます。そして、いつもお世話になっております。

醉象駒の由来は、私も興味があります。
興福寺の出土駒と一緒に出てきた木簡 (1054年) に「醉像」の文字があったということもありますし、ところが興福寺と同時期の将棋として知られる、二中歴にある将棋には醉象はなく、出自は不明です。
鎌倉時代以降の大将棋から中将棋・小将棋にくだってきたことは間違いないと思うのですが……。

投稿: たまご915 | 2008年5月30日 (金) 07時47分

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