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2008年6月

2008年6月22日 (日)

今谷明『戦国時代の貴族』

サブタイトルが「『言継卿記』が描く京都」となっているように、山科言継を中心とした文章となっています。大学院の研究で、言継卿記、言経卿記まで手を広げることになりましたので、現状入手可能な書籍ということで買い求めてみました。

まだざっと目を通しただけですが、言継に関連する多くの研究成果をまとめており、「言継卿記」そのものについて深く記述されたという性格のものではないようです。私の研究テーマである、将棋についての部分はほとんど言及されていない模様。

この書籍自体は2002年の出版ですが、底本は1980年に出版されたとのこと。作者の今谷氏は1942年生まれとなっていますから、38歳で本を出されたということになり、35歳の自分ももしかしたらあと何年か後には、という気分にはさせてくれます。といっても、今谷氏は歴史研究が本業でありライフワーク、私は歴史研究は趣味であり余暇ですから、寝ぼけたことを言っていてはいけませんね (笑) 。

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2008年6月12日 (木)

諸象戯図式から芋づる式に

修論のテーマのひとつに「諸象戯図式」があるのですが、ここに出てくる人物の名前はどれくらいあるかご存じでしょうか。

後奈良天皇が日野晴光と伊勢貞孝に命じ、42枚の将棋から醉象が除かれ、40枚になったと書かれているのがこの書籍です。そのほか、前文には後奈良天皇の廷臣として前述の2人のほか、高倉永家と蜷川親俊の名前があり、2巻以降の詰将棋の作者として伊藤宗看、版元の西澤貞陣 (太兵衛) の名前が見られます。

後奈良天皇には「天聴集」、蜷川親俊には「蜷川親俊日記」が残っており、それぞれ解説書が出版されています。といっても、「天聴集」については戦時中の1942年、国民精神文化研究所というところが出したものであり、気合いが入りすぎかも。「蜷川親俊日記」については2005年に出版された「落日の室町幕府―蜷川親俊日記を読む」が解説書に当たり、これは書店や図書館で容易に入手できそうです。

その他、CiNiiで調べたところ、伊勢貞孝についての論文が1件だけ見つかりました。「白山史学」という学会誌にあり、CiNiiよると岡山県立図書館にもあるようなので、月末の岡山行きの際に寄ってみようと計画を立て、朝一の特急で行くことにしないと、と思っていたわけですが。

念のため、地元の徳島県立図書館で検索をかけたところ……ありました (CiNiiには公営の図書館はあまりは行っていないのです) 。結局、朝一のプランはなくなりました (笑) 。

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2008年6月 8日 (日)

実隆公記を読む会

昨年12月から、岡山市の就実大学で「実隆公記を読む会」という勉強会が行われています。

徳島と岡山は、JRでも高速バスでも2~3時間程度。こんな近くで自分が研究しているテーマと大きく重なる勉強会があって、広く公開されているのだから、行かない理由がありません (笑) 。

ということで、5月31日に、6回目の勉強会があり、初めて参加してきました。日記の原文を読んで現代語訳し、人物比定やその他もろもろの解釈を行います。今回は文明6年9月の条を行いましたが、全文の解釈をきっちりとやるので、1か月ぶんをやるだけでも2時間くらいかかります。文明6年は実隆公記の書かれた最初の年で、最初から進めて、6回目で9月まで来ているということです。

10人くらい参加されていたでしょうか。教授・准教授といった本職の方が苅米先生を入れて4人、学生として歴史の研究に携わっている人が私を含めて3~4人、その他の方も含めて、10人くらいはいたと思います。苅米先生は思った以上に若い方で、懇親会で年齢を聞いたら「もうすぐ40歳」とおっしゃっていましたから、自分と5年しか違わないのかとびっくりしました。その懇親会も、歴史研究のやり方などの話で盛り上がり、自分の携わっていることに真剣だし、自信と信念を持っているのを感じました。

次の勉強会が6月28日。そして、放送大学の次のゼミ (京都) が29日。この日程なら岡山から京都に直行したほうが楽 (新幹線で1時間の距離です) なので、一泊の旅行をして帰ろうと思っています。

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