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2011年1月17日 (月)

[読書メモ]ジェームズ・C・コリンズ他『ビジョナリー・カンパニー』

ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則(ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス、訳・山岡洋一)

1995年に日本語版が発刊された、ビジネス書の中では古典に類するかもしれない名著です。
今まで手に取る機会がなかったのですが、今回やっと読むことができました。
ここでは何世代にもわたって成功を収めた企業を「ビジョナリー・カンパニー」と定義し、同業のうち、成功はしているが、十分に成功していない企業との比較で、ビジョナリー・カンパニーにはどういった特性が備わっているかを調査しています。私たちが陥りやすいミスとして、ビジョナリー・カンパニーの共通点のみを洗い出し、それ以外の企業でもその特性を持っているかどうかを見落とすというのがありますが、注意深くその誤りを排しています。
よく言われる、カリスマ創業者や企業時の大胆な事業モデルなどは、ビジョナリー・カンパニーには必要なかった。むしろ、大胆な事業モデルで一世を風靡した企業は、次の代で評判や業績を大きく落としてしまう傾向となっているようです。

必要なのは、将来にわたって変化することがなく、かつ短期的な利益追求を超える企業理念と、末端の従業員にまで浸透させる企業文化、そして現状に甘んじることなく、成長と変化を繰り返す事業モデルといった部分です。
働く側にとっては、ビジョナリー・カンパニーで働くことは決して楽ではありません。企業文化を心の底から信じることができなければ、やがては居づらくなるでしょうし、成長と変化を常に求められるため、今の成功にあぐらをかいている余裕などないからです。端から見ると、「ブラック企業」のようにも映るかもしれません。
自分としては、ビジョナリー・カンパニーとブラック企業は違うものです。ビジョナリー・カンパニーは企業そのものへの忠誠を誓って働きますが、ブラック企業では経営者への忠誠を誓うことになるでしょう。仕事は楽ではないかもしれませんが、一方は長年培ってきた企業理念の達成、もう一方は目先の利益の達成のためであり、働きがいは天と地ほども違うかと思います。

幸か不幸か、自分はビジョナリー・カンパニーで働いたことはありませんが、企業理念を大切にしていきたいと思うようになりました。
別のときに読んだ『プレジデント』誌の記事(2011.1.17号、P.38)にあったのですが、企業というのはチームプレイ。個人の従業員がいくら個性や能力が突出していても、経営方針や企業理念と相容れなければ、意味がないという指摘もあり、この書籍と同じことを言っているのだと感じました。

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