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2011年1月 3日 (月)

[ITニュース]通販おせち問題、社長が一転辞任

ITニュースで書き込むのは1年3か月ぶりです。
もう、前のブログは閉じてしまいましたし。

グルーポンで購入したおせち料理がが見本と全然違う! それを受けてバードカフェの社長が辞任を発表(ガジェット通信)
グルーポン元旦から「おせち料理」で謝罪 (ゆかしメディア)
「見本と違う」お節500セット 購入者とトラブル(47NEWS)
おせち200人に届かず 料理にいたみも? グルーポン(朝日新聞)
ネット注文おせち「見本と違う」…納品遅れも(読売新聞)

いくつかの問題をはらんだ事件だと思います。
まずは矮小化したところから、つまり提供した店舗個別の問題として、スケジュール管理ができていたのかどうか。注文は500件と報道されており、これが提供個数だったと思われますが、500個を製造して昨年内に配送する体制が整えられていたのかどうか、疑問があります。
別の報道では、トラブル発覚前に社長が「おせちで1店舗分の売り上げ」とツイートしていたことも報じられています。社長に悪意がなかったとすれば、上がってきた売り上げの数字だけを見ての発言ということになるでしょうし、つまりは現場の状況が全く知らされていなかったということになります。
これは経営者として、問題が起こらなかったとしても、資質を問われる事態なのではないでしょうか。実際の作業は現場や下請けに任せきりで、その環境を改善する気がない、というかそもそも現場の状況を知らない、という体制は、どう考えても問題だと思いました。

そしてグルーポンをはじめ、クーポンサイトすべての問題として、提供企業の品質管理は当然のこと、価格設定についても疑問の声が出始めているようです。
「定価」とされている基準価格に実態がないのではないか、という疑問も持ちます。いわゆる二重価格であれば独占禁止法への抵触が問われますし、そうでなければ基準価格の根拠を明らかにしておく必要があります。
消費者側も、何パーセント割引という数字にだまされることなく、実際の買値の価値があるかどうかで判断しないといけないのではないでしょうか。

この事件は、この1件だけにとどまらず、クーポンサイトの信頼性を揺るがす問題になってくるはずです。
提供企業からの売り上げを確保できるクーポンサイト、大量販売がほぼ確実に見込まれる提供企業、同じものを格安で購入できる消費者の、3者のWin-Winが成立してこそなのですが、そこには品質と価格の信頼が前提となります。
基本的に一見さん向けのサービスなので、店舗と消費者の間、つまり人と人との信頼関係は成立していません。つまり、品質と価格の前提が一度崩れてしまうと、サービス自体が瓦解してしまう危険性があるわけです。

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