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2011年1月20日 (木)

[読書メモ]藻谷浩介『デフレの正体』

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く(藻谷浩介)

2010年のベストセラーとなった1冊です。電車の中でこの本を読んでいて、カバンの中に本をしまって電車を乗り換えたら、乗り換えた電車の隣の席に座っていた男性が同じ本を読んでいた、ということもありました。

別のセミナーでも、同じ話を聞きました。そのセミナーのメインは『金持ち父さん 貧乏父さん』の話でしたが、その前振りとして、現代日本では給料が上がることは期待できない、なぜならこれから人口の急減は避けられず消費のパイが縮小していくからだ、ということでした。問題意識のあり方としては、同じだと思います。
自分のことだけを考えても、21世紀初頭の「いざなぎ越え」好景気の間に生活が豊かになった感覚はありませんでした。十分にモノがあり物質面の豊かさはピークにあったこと、それゆえ新たな消費を喚起できなかったこと、また来るべき超高齢化社会への不安と危機感があおられ、心理的に好景気を実感できていなかったことが理由といえるでしょうか。

確かに、日本では経済の指標を比率や前年からの増減など、相対的な値で示すことが多く、長期的な絶対数での指標はあまり重視されていないように思います。
(たとえば米の作況指数。平年値を100とする収量の比で示されますが、1993年、タイ米輸入の騒動まで起こった年の作況指数は74。それ以降での不作は2003年の90。ところが収穫量そのものは、2003年のほうが少なくなっています(減反政策などにより作付面積が減少しているため)。)
失業率も合計特殊出生率も、比率による数字であり、分母となる人口そのものが減少しているための問題というのが見過ごされがちです。

ただ、対策としてあげられたことに、説得力を感じませんでした。もはや人口減や高齢化を食い止めることなど不可能ですし、根本的な対策など存在しないのかもしれません。
だからこそ、自分がとれる対策をしっかりとっていく必要があるように思いました。具体的には、お金の勉強です。結局は今後の生活に不安があるから、いくらお金があっても足りないと思ってしまうわけで、それが手元のお金が貯蓄に回って消費に回らない理由になってしまっています。ですから今後何にどれだけのお金が必要なのか、きちんとした知識を身につけることで、賢い消費者になれます。
そして賢い消費者が増えることで、お金の巡り(=景気)もよくなり、国民の不安も解消されるといいのですが。

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