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2011年2月 1日 (火)

[ITニュース]エジプト民主化デモ、ネット遮断も「電話ツイッター」で対抗

やはり遠い国だということでしょうか、日本での報道は表面的な部分にとどまっている感があります。

米グーグル、エジプトの「ツイッター」遮断に対抗:日本経済新聞
電話でツイッター投稿可能に、エジプト情勢受けてグーグルなどが開発 国際ニュース : AFPBB News
米グーグル、エジプトでネット接続しないツイッターサービス開始 | Reuters
■asahi.com(朝日新聞社):国際電話でツイッター=ネット遮断のエジプト向け―米グーグル - 国際
ツィッター、新サービスでエジプト支援 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

エジプトを含む中東の産油国は、日本がエネルギー資源のほとんどを依存している地域でもあり、私たちはこの地域の情勢にもっと目を注ぐべきなのかもしれません。ですが、多くの日本人にとって、「外国」は米国か、東アジアの近隣諸国のことであり、中東やアフリカへの意識は低くなってしまっています。

アフリカ北西部のチュニジアで「ジャスミン革命」と呼ばれる反政府デモからベンアリ政権が崩壊し、これがエジプトに飛び火する形になっています。私自身は報道による情報しか見ていないのですが、チュニジアではtwitterなどのソーシャルメディアが、反政府デモ=民主化運動に重要な役割を果たしたということです。デモに参加した民衆がソーシャルメディアをうまく使い、参加者の連携やベンアリ政権の不正を暴くなどの成果を上げています。
今年に入り、エジプトでも反政府デモが激化していますが、エジプト政府側は国内のインターネットを遮断する対応に出ましたが、これで民衆の動きが収まるわけではなく、あらゆる形で対抗する状況となっています。国内の現状を世界に知らしめたいという欲求は強くなるばかりで、電話による音声をツイートに変換するサービスが登場するまでになりました。

民主化運動の根本的原因や、革命が成功した場合の見通しなど、政治的な問題は私には語る力はありません。ですが、民主化運動、あるいはここまで大規模にならなくとも、草の根の民間の運動に、ソーシャルメディアは必須のものとなってきたということは言えると思います。
従来は口コミで時間をかけて運動を広げていくか、マスメディアの力を借りるしか方法がなかった。それがソーシャルメディアの力により、短期間に大規模な運動に広がっていく可能性が出てきました。歴史のifでしかないのですが、日本でも安保反対デモや大学紛争の時代にソーシャルメディアが使えたなら、革命が成功していたかもしれません。
とすると、日本も共産国家になっていたのかも……。

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