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2011年5月 8日 (日)

[読書メモ]斎藤広達『MBA式「無駄な仕事」をしない技術』

MBA式「無駄な仕事」をしない技術(斎藤広達)

「MBA式」とタイトルにはありますが、あまりMBAは関係ないな、というのが第一印象。作者がMBA(米国の経営学修士)を取得しており、自身の一連の著書に「MBA式」をつけているから、以上の理由はないのかもしれません。この書籍の出版は2005年1月で、店頭に出てきたのは2004年末でしょうから、その時期にはMBA取得者が日本には少なかったという事情もあるのでしょう。「MBA式=斎藤氏の著書」というブランドイメージ作りにも有効かと思います。

「無駄な仕事」を定義するにあたって、仕事を2軸で4つに分割しています。自分が知っているのは(といっても『7つの習慣』の受け売りですが)、緊急度と重要度の2軸で分割し、「緊急度は低いが重要度が高い」仕事を重視せよというものですが、ここでは「成長につながる」と「実績が出せる」を2つの軸に取っています。
自分の成長につながるが、実績は出しづらい。つまり新しい分野へのチャレンジがここにあたりますが、困難やリスクをとってでも積極的に挑戦するべき部分ということになります。わかっていても手を出しづらい部分なので、意識しておく必要はあるかと思います。

企画やプレゼンに関わる部分、なるほどと思いました。自分もそうなのですが、どうしてもあれもこれもと詰め込みたくなってしまうので、分量ばかり増えてしまって内容が今ひとつ伝わらないものを作ってしまいがちですが、一目でわかるメッセージをぶつける、アイデアは一度書き出す(アウトプットする)、他人の知恵を借りるなど、よく陥りがちなところを押さえてくれていると感じます。

そして、サンクコストの考え方。英語の綴りに戻すとsunk costで、sunkはsink(沈む)の過去分詞ですから、沈んでしまって取り戻せなくなったコストのことをいいます。本書ではバス停で待たされた例を挙げていましたが、自分も似たような経験があります。
大震災の日、ようやく動いた地下鉄で帰宅したのですが、乗換駅で入ってくる電車はすでにすし詰めで、2時間待っても乗れない状態。さらに待つか、あきらめて歩いて帰るか、歩くなら今までの2時間は何だったんだと考えるのか。ホームで待たされた2時間をサンクコストとして整理できるかどうかが、人によるのではないかと思います。
(ちなみに、あきらめて歩いて帰りました。2時間ほど歩いて同じ路線の5~6駅先の駅では深夜と言うこともあり、混雑もそれほどではなかったので、そこからまた電車に乗りましたが。)

今日で連休も終わり、明日からまた日常が戻ってきます。仕事のやり方を大きく変えることはないかと思いますが、意識を高く保っていきたいと思います。この本にあった「午前2時間、午後2時間の仕事術」は、勤め先が朝の2時間を集中タイムとして用意してくれていますので、環境の半分は整っているといえます。そういった環境をうまく使って、自分自身今後も成長を続けたいと考えています。

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