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2011年5月20日 (金)

[読書メモ]中谷彰宏『自分リストラ術』

自分リストラ術―やりたいこと再発見 (幻冬舎実用書―芽がでるシリーズ)(中谷彰宏)

「リストラ」というと、日本では失業のネガティブなイメージがつきまといますが、本書でいう「自分リストラ」は普通の言葉でいえば意識改革、あるいは自分自身の構造改革、となるでしょうか。
といっても非常に広い概念でこの言葉が用いられているので、私も今年2月に今の勤め先に移ったときに、「自分リストラ」をしていたと言えそうです。

何度か書いているかもしれませんが、私は過去に2回転職しており、今の勤め先が3社目です。最初の転職では徳島という地方都市から東京に出て来たく、2回目は正直なところ勤め先になじめず、体調を崩してしまったところがあります。
2度目の転職の際に、考えました。自分は何かに本気で取り組んだことがあったのか。嫌なことから逃げ続けていたのではないのか。その意識は退職を決めたときに自責の念とともに抱いたのですが、本書でいう「自分リストラ」と大きく重なる部分があると感じました。

本書が出たのが2001年の暮れだということもあり、従来の会社にしがみつく生き方を「20世紀の働き方」、本書で提案する会社を利用する生き方を「21世紀の働き方」としています。本書の働き方が世間一般的に実現できているとはいえないのですが、目指すところではあると思いますし、いまの勤め先の企業理念でもある「仕事を楽しむ」や、ダニエル・ピンクの「モチベーション3.0」に通じるところもあると感じています。

この本でおもしろいと思ったのは、自分が会社を辞めない理由がないなら、その会社を辞めるべきだ、という考え方です。会社にしがみついたり、ぶら下がったりしている人からは、絶対に出てこない主張だといえますが、それくらい積極的に会社にコミットしてはじめて、働いているといえるのかもしれません。
本気で取り組む。会社に貢献できる。やめない理由が見つかる。仕事に対する自律的なモチベーションが得られる。仕事を楽しめる。こういった好循環を得ることが、「自分リストラ」なのだといえます。

今の会社に移って4か月。6月の会計期末に合わせて、もうすぐ上司や社長との評価面談があります。会社から自分がどう見られているかは、聞いてみないとわかりませんが、自分としてはもっと本気になれるはずだし、もっと貢献できるはずだと思っています。
「自分リストラ」はそのとき限りのイベントではなく、継続することにこそ意味があるわけです。これからも自分の中の意識を高く持ち、仕事を離れた場も含めて、本気で生きていきたいと思っています。

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