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2011年6月26日 (日)

[読書メモ]ゆうきゆう『マンガで分かる心療内科』

マンガで分かる心療内科(原作・ゆうきゆう、作画・ソウ)

この欄でマンガを紹介するのは初めてですが、この本はここで紹介できるだけの価値があると思っています。
まず、心療内科や精神科といったメンタルの領域に踏み込めない、抵抗がある、敷居が高い、と感じる人も多いかと思います。私自身以前は抵抗があり、仕事で悩みを抱えていたけれど医者にどうやって相談すればよいのか、と新たに悩んでしまっていたのですが、勇気を持って一歩踏み切れれば、心療内科がそんなに怖いところでもないと気づかされるものです。
自分は心療内科に通院するようになってからこのマンガを知りましたが、逆の順番で、このマンガから心療内科のハードルが下がり、心の悩みを一人で抱え込む人が少なくなれば、その人にとっても社会にとってもよいことではないでしょうか。

同書は「ゆうメンタルクリニック」の公式ウェブサイトでもほぼ同じ内容の作品を紹介していますが、ウェブサイトのほうが途中をはしょっているものがあるため、話がわかりづらかったり唐突だったりする印象がありました。
また、単行本には、ウェブにない作品も収録されています(逆に、単行本未掲載の作品がウェブにあるのもありました)。

ウェブ未収録の作品ですが、「後悔を抱えたときのたった一つの考え方」(2巻107ページ)が、個人的に強く興味を持ちました。
人はどちらを選択するかで悩んで一方を選択したとき、必ず後悔するようにできている。そのメカニズムについては本書に詳しいのですが、ある価値のものを得たときの喜びと同じ価値のものを失ったダメージは、後者のほうが大きい。また選択で悩むのは両方が同じ価値のときだから、どちらを選択したとしてももう一方を失ったダメージのほうが大きくなるのが当然だ、ということです。
また、選んだほうのデメリット(副作用)は選択してからわかってくるし、選ばなかったほうのデメリットは最後まで見えないということも、後悔につながってくるのではないかと考えています。
後悔するというのは一種のリスクだと思いますが、リスクヘッジ、つまりこの場合だと後悔しないように両方の選択肢のメリットデメリットをきちんと見定めて選択する理由を作っておくこと、そしてそれでも後悔することが当然であると考えておくことが、人生を送るにあたって必要なのではないかと思います。
とくに自分の仕事はITベンチャーで、変化の激しい業界にいますので、選択をためらっていることがより大きなリスクにつながることも多く、決断の早さと常に前を無心の持ちようが求められているともいえるので。

ほかにも自分の身近な話題や、世間で病気と思われていること、たとえばEDであったり、ロリコン(ペドフィリア)であったり、そういったことの正確な知識を与えてくれるマンガです。マンガですから堅苦しくなく、というよりも全編にわたってギャグが仕込まれており、笑いながら勉強になる、メンタルの話をしているのに深刻にならないという不思議な3冊(2011年5月に最新刊3巻が出ています)です。

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