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2011年8月12日 (金)

[読書メモ]マーカス・バッキンガム『さあ、シンプルに生きよう!』

さあ、シンプルに生きよう!(マーカス・バッキンガム)

先日の勉強会で、課題書となったものです。
働く女性、それも米国の社会事情をベースとしたものですが、日本で暮らす男性である私にも、ある程度の実感を持って読むことができました。
日本では多くの人が会社勤めをしているわけで、大きな組織の中で自分がやりたいことと実際にやっていることにずれが生じてきて、そのずれが大きくなって働きがいを失っている、という人も少なくないと思います。働きがいを取り戻すには、という視点でこの本を読んでいくと、いろいろな気づきを得られました。

当然ながら、自分がやりたいと思ったことを仕事にするほうが、大きな働きがいを得られます。ところが組織の中にいると、自分が期待されている役割を、自分がやりたいことと勘違いしてしまうことがよくあります。
その罠には、私自身陥っているのかもしれません。自分も年齢や経験を積んできたので、若いメンバーを率いていく立場になるべきだと考えていますが、それは率いることを求められているからなのか、本心から若いメンバーを引っ張っていきたいのか。
前半に出てきた映画エージェントのアンナとキャンプカウンセラーになり損ねたチャーリーとの違いは、その部分にあったのだと思います。また、カップケーキ店を経営するキャンダスは、自分のやりたいことを見つけるのに子供の頃の記憶をたどり、料理だ、いやパンやケーキだと、自分の強みを発見していきました。人生に迷ったとき、原点に立ち返って自分のやりたいことを見つける作業が、必要になってくるのだろうと思います。

後半部分では、前回のブログにも書いた作者夫婦の息子の絵の話のほかに、もう一つのハイライトがあります。
夫が強姦犯だとわかったダイアンは、なぜ夫がそのような行動に走ったのか理解しようとしました。それも自分を責めるわけでも、感情的になるわけでもなく、冷静に。夫の欲求が、力ずくで他者を支配することだと理解し、学ぶことを愛することで自分の心が強くなれると気づいたことで、彼女は大きな逆境から立ち直ることができたのです。
前半の繰り返しになりますが、この「自分の心が強くなれる瞬間」を大事にすることで、自分が本当にやりたいこと、働きがいを持てることが現れてくるのだと思いました。自分にとって、それが具体的に何であるかは、今後の宿題になりそうですが。

最後に、92ページからのストロングライフテストを、もう一度やり直してみました。また、妻にも同じテストをやらせてみました。
自分の前回はやや「こうあるべきだ」で答えていた部分があったので、少し結果が変わり、4タイプ(創造者)が主役割、8タイプ(開拓者)と9タイプ(教師)が副役割になりました。ちなみに妻は、4タイプが主役割、1タイプ(相談役)が副役割。
本書の説明では、「創造者」とは、無から有を作るよりも、既存のものから新しい価値を作るほうに焦点が当たっているように思われます。自分も企画は好きですし、やはりこのタイプに近いのかもしれません。
そして『開拓者」は、変化を好み自らそこに飛び込んでいくタイプ。半年前にベンチャー企業に2度目の転職をしたのも、そのことと無縁ではないだろうと思います。
宿題は残りましたが、自分がやりたいことと実際にやっていることの方向性は近いので、よりよい生き方を模索し続けたいと思っています。

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