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2011年8月17日 (水)

[読書メモ]本田直之『レバレッジ・シンキング』

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

「レバレッジ」シリーズでおなじみの、本田直之さんの著書です。
レバレッジとは「てこ」のことですから、てこの原理のように、小さな力で大きな効果を得る(DMWS=Do More With Less)ための考え方と、その実践について書かれています。

まずは何といっても、「仕組み化」でしょう。マニュアル作業を仕組み化し、考えなくてもできるようにすることで、時間の短縮と、その結果できた時間でこれまで以上の仕事の成果を出すことができるようになります。
専門的な話になってしまうのですが、いま自分はシステム開発の仕事をしていて、「アスペクト指向プログラミング」という概念を使ったコーディングをしています。詳しくは専門書に譲りますが、ルーチンワーク的な処理を呼び出す記述をいちいち書かなくても、自動的に呼び出してくれる仕組みが備わっています。アスペクト指向のおかげで、そのクラスや関数で本来するべき作業のコーディングに専念できるので、コードが読みやすく、書きやすくなるという利点があります。プログラミング上の「仕組み化」ですし、さらに一歩進めて他人にやってもらうところまでできているといえるのではないかと思います。

2つ目が俯瞰逆算思考。与えられたタスクの全体像を見て、いつまでに何をするか、そのために今日は何をどこまでやるのか、見積もりを立てて実行すること。
時間が限られていればやるべきことも厳選されますし、作業密度も濃くなります。全体を十分に把握しないまま、目の前の作業に取りかかってしまうと、どこまでできているかもわからず、飛び込んできた不要な作業に振り回されることにもなってしまいます。
システム開発の仕事だと、納期と作業内容が決まっていることが多いので本来はやりやすいはずなのですが、作業していくうちに不具合が見つかって修正していたり、技術的に困難な問題が生じてその解決にどれくらい時間がかかるか見通しがつかなかったりして、結局は目先の問題に追われざるを得ない部分が生じてしまいます。そして納期が迫って徹夜や休日出勤、というのがよくあるパターンですが、他人事ではないので笑うに笑えない。

この2点は、今の自分に一番足りていないところですし、苦手なところでもあります。システム開発という仕事の特性上、仕組み化できる部分は限られているし、タスクの全体像が途中で大きく変わってしまうこともあるのですが、それにしても目の前の作業にとらわれすぎで、現時点での進捗が何パーセントか把握できていないのは問題だと思っています。
システム開発ではプロジェクト管理が大事な考え方なのだから、個人レベルでできないはずがないと考えて、これからの仕事のやり方を考えていきたいと思います。

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