« [読書メモ]羽生善治『結果を出し続けるために』 | トップページ | [読書メモ]うだひろえ『誰も教えてくれないお金の話』 »

2011年10月 2日 (日)

[読書メモ]亀田潤一郎『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』

稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?(亀田潤一郎)

この本、買うかどうかかなり悩みました。ネットなどで話題になっていましたし、この本が初出かどうかわかりませんが「財布の値段×200=その人の年収」の法則は、広く話題になり賛否両論あったことで、読む価値があるかどうか、世間の評価を見ている状態が続いていました。
で、どうなったかというと、1度購入してあとで読もうと寝かせていたのですが、「買うのに迷っている」という意識だけが残っており、買ったのを忘れて2度買ってしまいました(笑)。こんな形で売り上げに2倍貢献したのは、さすがに初めてです。

さてこの本、記載されているうちの表面的な部分にとらわれてしまうと、否定的な感覚から離れられないかと思います。たとえば上にもあげた、年収200倍の法則。統計的な根拠があるわけではなく、筆者の感覚に過ぎないのですが、表面的にそこをなぞって批判するようでは、作者の言いたいことは全く理解できていないのだと言わざるを得ないでしょう。
この書籍を価値あるものとするためには、表面的な事例は書籍を手に取らせるためのあおり文句でしかなく、些末なこととして捨ててしまうくらいの読み方でないといけないように思いました。では何を読み取ればいいのかというと、つまりこの書籍の本質ということになるのですが、具体的には次のようにいえるのではないでしょうか。

お金に愛着を持ちなさい。
自分の手元に入るお金、出ていくお金が、どのようにして出入りするのかを意識できるようになります。そうすることで自分の正当な行動の正当な対価として収入を得ていることを知りますし、自分が何を目的としてお金を支出しているのか、そしてその金額が妥当なものか、考えることができるようになります。
年収200倍の法則は、言い換えれば年収の200分の1という、決して少なくはない金額(年収が600万円なら、3万円)を財布代に充てるという意味です。それだけ、財布の中のお金にも愛着を持ってほしいという筆者のメッセージでしょう。
他の事例にしても、私自身実践していること、できていないこと、必要性を感じないこともありますが、全てはお金への愛着、意識の向上につながっています。

タイトルは「稼ぐ人」とついていますが、本書の内容を実践しても稼ぐ人になれるかどうかはわかりません。
ですが、お金に「振り回される」ことはなくなるはずです。収入の多寡で生活スタイルが変わるような生き方は、浪費の部分が多くを占めていることになり、いくら収入があってもお金に振り回されているということになるでしょう。本書の考え方は、そういったお金に振り回される生活から一線を引く、お金に対する考え方を転換できるものであるはずです。

|

« [読書メモ]羽生善治『結果を出し続けるために』 | トップページ | [読書メモ]うだひろえ『誰も教えてくれないお金の話』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/75808/45719051

この記事へのトラックバック一覧です: [読書メモ]亀田潤一郎『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』:

« [読書メモ]羽生善治『結果を出し続けるために』 | トップページ | [読書メモ]うだひろえ『誰も教えてくれないお金の話』 »