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2011年11月27日 (日)

[読書メモ]植西聰『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』

「折れない心」をつくるたった1つの習慣(植西聰)

本書のような自己啓発系、生き方関係の書籍は何冊も出ていますが、自分に合うものと合わないもの、言い方を変えれば書かれている内容を実践したいと思えるものとそう思えないものがあります。
どの本が合い、どの本が合わないかは人それぞれによって異なるでしょうし、たとえベストセラーになっているからといって、その本が自分に合うかどうかは、実際に読んでみないとわからないものです。

とはいえ、この本は自分にフィットしているように思いました。フィットしているというか、自分がすでに実践していることも多く含まれているように感じます。現実には、自分の心の弱さを感じることも少なくないのですが、自分の場合は時間をかけてでもそれなりに立ち直れているわけですし、復元力のあるしなやかな心を持つことができているのかもしれません。
自分が意識して身につけた考え方で、この本にも書かれていることとしては、「否定しない」ということです。仕事やプライベートの上で、大きな失敗もするし、叱られたり落ち込んだりすることもあるのですが、そこで周囲の人の考え方を否定したり、現実から逃げたり、自己嫌悪に陥りっぱなしではいけないのだろうと思うのです。もっとも、様々な場面での自分の言動がこの考え方を伝えているわけではなく、むしろ逆に「岸本は否定から入ってくる」と指摘されたりするくらいなのですが、そこは言葉の使い方に気をつければすむ話なので。

もちろん、大きな失敗では自己嫌悪に陥って、落ち込むこともあります。詳しくは書きませんが、最近も仕事で大きなミスを繰り返し、いろいろな人に迷惑をかけてしまい、勤め先を辞めたいくらいの責任を感じていましたが、今は立ち直っています。
その理由としては、1つ目は現実を受け入れて、客観的に前向きに評価する機会があったこと。そのプロジェクトからは外れることになったのですが、事情を知らない他の社員の方に説明するのに、あまりネガティブなことばかり話していても説明にならないわけです。客観的に事情を話しているうちに、プロジェクトを外されたことも現実として受け入れ、次の仕事に前向きに取り組もうと感じるようになってきました。
2つ目は、周囲の方や勤め先が、失敗を取り返す機会を与えてくれたこと。自分がそうであるように、誰もが他人の失敗を「そういうこともある」と許してくれるものです。自分が迷惑をかけたと責任を感じていたところも、相手のほうから見るとたいしたことはなかったのかもしれないし、次に取り返してもらうほうが大事だと思ってくれたのかもしれません。
そして3つ目は、心の折れる行動を取らなかったこと。落ち込んではいたけれど、いつものように会社に出て仕事をする日々を重ねたことで、次第に気持ちも落ち着いてきました。逆に1日でも会社を休んでしまうと、次から出社しにくくなってしまったかもしれません。このあたりは個人差があるので、一度どん底まで落ち込んでしまったほうが立ち直りが早いという人もいるかもしれませんが、自分の場合はということで書きました。

本署に戻って、結局「たった1つの習慣」とは何なのか、というのが疑問に残った人も多いのではないかと思います。あえてまとめていないようですし、そこは読者の皆さんが自分で考えてほしいということなのかもしれません。
自分なりの考えでまとめると、折れない心を作るたった1つの習慣とは、「周囲の人の言動や状況を、否定的に捉えない」ことだということになります。物事や他人を自分の思い通りに動かすことはできないわけですが、自分の思い通りにならなくて当然だと考えていれば、物事を否定的にとらえることもないし、怒りを発散する必要もないわけです。そういう人の心は、本質的に折れないのではないでしょうか。

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