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2011年11月24日 (木)

[読書メモ]美崎栄一郎『会社って楽しい?』

会社って楽しい?(美崎栄一郎)

勉強会、読書会、朝食会。
いろいろな呼び名はありますが、有志で開催される、あるテーマに対して意見をシェアしながら自分たちを成長させていく集まりということになるかと思います。自分も昨年勉強会デビューしまして、いまでは主催もするようになりました。
勉強会界隈というのがあるとすれば、美崎さんはそのカリスマ主催者です。私も何度かお世話になりましたし、最初に参加して勉強会にはまるきっかけになったのも、美崎さん主催の「築地朝食会」でした。
あらゆる人が仕事や働き方に対する意識を高め、楽しむために、会社以外でも活躍できる場や、人とのつながりを持っておきたい。勉強会は単に人の話を聞き、書籍などから知識を得るだけではなく、家と会社以外の「場」という意味でも大切だと思います。

さて、この本、タイトルからは想像がつきづらいのですが、勉強会を紹介している書籍です。
10人ほどの勉強会の参加者を主人公に、東京を中心に開催されている勉強会や読書会を紹介しながら、勉強会の楽しさを描いています。
人名こそ仮名になっていますが、名前が出てくる勉強会や読書会、そして紹介されている書籍はほぼ全て実在のもので、出版から約2年たっていますが、現在も活動を続けている会も数多くあります。登場人物のほうも、見る人が見れば誰がモデルなのかわかりそうですし、もしかしたら私も、彼らの中のひとりふたりとお話ししているかもしれません。
(美崎さん自身をモデルにした人もいるようなので、1人とは確実に会っていますね。(笑))

単なる勉強会の紹介にとどまらず、ストーリー仕立てで書かれているため、登場人物の個性が引き出されています。いくらかの脚色はあるにしても、モデルは普通の社会人ですから、勉強会に参加することで、その人の考え方や生き方が前向きになり、生き生きと描かれるようになるのでしょう。
情報を受け取るだけではなく、自分の意見を発信できる人。与えられたものだけではなく、自分から人との交流を求めていく人。そして何よりも、家と会社の往復だけではなく、勉強会という自分を成長させる場に足を運べる人。
とくに目的意識がなくてもいいのかもしれません。第1章に出てくるユウさんのように、楽しいから参加する、それだけでも十分、勉強会に参加する意義はあると思います。

勉強会の楽しさを伝える1冊で、帯にもあるように「ありそうでなかったビジネス書」です。しいていえば、勉強会とはどういうものかというのを、初めのほうでもう少しかみ砕いて説明してあればと思いました。私のように、すでに勉強会に参加している人には内容が理解できるのですが、この本で初めて勉強会の世界に触れるような人だと、導入の部分でやや唐突な印象が残ったかもしれません。

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