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2012年3月17日 (土)

[読書メモ]佐藤孝幸『仕事と勉強を両立させる時間術』

仕事と勉強を両立させる時間術(佐藤孝幸)

資格取得のための(と特化してはいけないかもしれませんが)時間術、ノート術、勉強法を中心に、仕事や勉強を効率よくするための意識づけができる本です。
自分もそれなりに資格を取っているほうですが、本職はIT関連のシステム開発者で、資格が必要な業務ではありません。なので資格に対する意識の甘さは出てしまいますし、そうなることは避けられないと思いますが、勉強法のいくつかは参考になりました。

まず、過去問を参考にすること。実際の試験問題ですから、出題のレベルや分量、出題者の意図など、合格するために必要な情報が詰まっています。参考書で基礎を固めるのは、出題を見てからでも遅くない、ということです。
それからノートの取り方ですが、独学のときは自分もノートを取りませんし、参考書にマークすることもありません。そもそも筆記用具を持たないです。問題を解いて自分で考えるのが、自分では一番記憶に残る方法だと感じていますし、マークやノートで思考のリズムが乱されるのが嫌なので。
ただ、簿記の資格をとるのに専門学校に通っていたときには、授業中ノートを付けていました。といっても、板書をそのまま写したり、講師の方が教科書にマークを付けるように支持したところをそのまま付けるのではなく、講義の中で自分が必要だと感じたことをノートにとっていくやり方でした。
参考書のマークは、意味がないと思っています。参考書には必要なことしか書いていないのですから、全箇所にマークすることになってしまうわけで。実際そんな感じに、参考書をマークだらけにしている人もいるようですが、全部覚えるつもりなのかなあと思うわけです。

印象に残ったのは、失敗を記録するという方法。
どういう失敗をしたのか、なぜ失敗という結果になったのか、どうすれば防げたか、繰り返さないで済むか、そういったことを考えるのは苦手で、どうしても逃げてしまいます。自分の失敗に正面から向き合い、常に改善していく心構えを、自分はどれだけ持てているでしょうか。
これについては、自分も参考にしていきたいと思いました。
もちろん、自分の失敗を殊更に大きく取り上げ、ネガティブになってしまうのはよくないのですが、失敗から何も学ばず、同じミスを繰り返すようではもっとまずいわけです。本書では失敗ノートについてはあまり踏みこんでいませんでしたが、もう少し深く書かれたものを読んでみたくなりました。

正直なところ、全体的にストイックに過ぎて、本書のとおりにやってしまうと人間関係など別のところに支障が出るかもしれない、と感じます。
著者も頭はいいのかもしれませんが、あまり一緒に仕事をしたいとは思わなかったです。同僚や顧客からの信頼感を得るには、また別のアプローチが必要ではないかとも思いました。
とはいえ、いくつかの部分は参考になりますし、自分を高めるためには現状に甘えていてはいけないと感じさせられる一冊でした。

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