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2012年3月10日 (土)

[読書メモ]平野敦士カール『パーソナル・プラットフォーム戦略』

パーソナル・プラットフォーム戦略(平野敦士カール)

平野さんの本を最初に読んだのは、自分が前の会社を辞める直前(2010年11月)だったと記憶しています。『たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考』だったと思いますが、この本にもおサイフケータイのことも書かれており、本書のベースとなったものだったかと思います。
そのときの感想は、今も同じように感じているのですが、自分には難しそうだ、ということでした。自分の場合、周囲とのコミュニケーションを取るのがあまり得意ではなく、他者を「巻き込む力」が足りていないので、この人のようにはいかないだろうと思いましたし、うまく巻き込んでもらえればラッキーなのかなという感じです。

なので、どうすればそのような立ち位置に行けるのか、自分では全くわかっていないし、本書を読んでもなかなかぴんときませんでした。
読書会や勉強会の主催は何度かしているけれど、それが仕事の役に立っているかというと、かなり微妙。趣味として読書会に参加しているという部分があり、仕事に結びつけようという意識がないからかもしれませんし、主催はするけれどそれ以上の価値を提供していないからかもしれません。あるいは、仕事に結びつけた形での勉強会をやっていないからでしょうか。
個人的には、勉強会や読書会は、趣味的に、あるいは自己啓発として行うものであって、仕事に役立てようと下心を持って参加すると、かえってうまくいかないのではないかとも思っています(そういう考えが勉強会と仕事を切り離してしまうのかもしれませんが)。

ただ、正直、気になったことを。
おサイフケータイにせよ、iDにせよ、平野さんが自分の手柄として語れることなのでしょうか。たしかに、実現させたいという強い意志を持ち、いくつもの障害を乗り越えながら、多くの人の力によって実現させたのは間違いないかと思います。その過程で平野さんが果たした役割というのがどれくらい大きいのか、本書にあるとおりだとしても実際よくわからない、と感じてしまいます。
とはいえ、それは、プラットフォーム戦略というのは表に出てこない部分だから、ということができるのでしょう。自分目標や夢を強く持ち、ひとりでも多くの人にそれを伝えることによって賛同者を集め、仲間を増やしていく。実際に旗を振ったり最前線に出てくれる人は自分ではなくても、自分の思いを共有してくれているので、物事は進みやすい。平野さんも自分が行ったことを文章にしていますが、決して自分の手柄とは思っていないかもしれません。みんなで作り上げたものであり、みんながいて初めて実現できたのだと、そういった感謝の気持ちがあってこそのプラットフォーム戦略ですね。

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