[日経ツイート]9/20・9/21朝刊より
22日の夕方になってしまいましたが、昨日と一昨日の分を。
(9/20)
■<春秋>迷走するエネルギー・環境政策に皮肉
#日経 9/20春秋、エネルギー政策がふらついているようです。状況の変化に応じて柔軟に対応、といえば聞こえはいいのですが、軸や芯まで動くのでは困りものです。この問題に正解はなく、どんな選択肢も(選択しないのも)誤りでしょう。批判を恐れず、信念をもってほうしんを決めてほしいです。
「どんな選択肢も誤り」というのは、原発ゼロも再稼働容認も、結論を出さず先送りするのも、考えられるデメリットが大きく、避けられるべきなら避けるべきだという意味で書きました。とはいえ、とれる選択肢がなく、どれかを選ばなければならないというのが難しいところ。
政府は国民の声の大きいところを重視し、経済界は企業に与える影響を危惧し、日経は決めかねて先送りをもくろむ。それぞれに理があり、もちろん課題もある。誰が正解ということはないのですが、方針がころころ変わってしまうのはまずいでしょう。
政府としても再稼働を容認したいところが、民主党の路線上、国民無視を簡単にできないから声を聞いたふりをして、しかるべき時期に方針を撤回する……などというテクニックじゃないでしょうね。まさかとは思いますが。
■小水力発電、農業向け開拓
#日経 9/20企業1(10面)、用水路などで発電可能な小水力発電機のリース導入。小水力はあまり注目されていませんが、設備が小さく普及させやすいという側面があります。再生エネルギーは複数の方式を組み合わせて、効率化とリスク分散をはかるべきでしょう。
自分も注目していなかったのですが、小水力発電は1200万kWの未開発出力を擁する(ウィキペディアより、ですが)隠れた発電方法で、原発10基分強に相当します。再生エネルギーは安定した電力を供給できないという課題がありますが、複数の発電方法を組み合わせることでその課題は解決可能です。
個人的な理想をいえば、電力供給は100%再生可能エネルギーでおこなうことが望ましいです。コスト面や技術面で多くの困難があるでしょうが、これを最終的な目標と設定すれば、再生エネルギーの開発が格段に進むことが予想できます。
(9/21)
■<春秋>反日暴動における中国市民の発言
#日経 9/21春秋、暴動を起こした中国の市民の侮辱的な発言は、それ以上に酷いコメントが日本のネットメディアからも発せられています。発煙筒や灯油を撒いたといった事件も日本で起こっています。あちらが粗野で、こちらが高尚だとは、とても言えないでしょう。
記者の印象かもしれませんが、事実をある側面からしかとらえていない印象があります。現実には日本人側の中国や韓国に対する侮辱的な発言や、中国系企業や店舗への破壊行為が発生しており、いくつかは雑誌などネット以外でも取り上げられていますし、事件としては日経誌面でも掲載されたものがあります。
いろいろな考え方はあるし、それが良い悪いという評価をするつもりはありませんが、いますぐ中国と断交、貿易や経済交流も停止とするのは、日本経済の側が大きな変革を余儀なくされるでしょう。一例として、中国製、中国産のものを一切入れないとすると国内の商品のかなりの割合が店頭から消えそうです。それでも中国抜きの経済圏づくりを断行するのであれば、それなりの覚悟をもって取り組んでもらいたいと思います。
可能か不可能かといえば、可能でしょうね。戦後からバブルまでは共産圏諸国と断交して経済成長を遂げたわけですし。
■東京ゲームショウ開幕 「ソーシャル」出展7割
#日経 9/21総合2(3面)、東京ゲームショウが幕張で開催されています。ソーシャルゲームがコンプガチャを廃止したことで、課金モデルが多様化しています。ここから新たな収益モデルが生まれますし、色々なアイデアがでてくるのが純粋に楽しみです。
課金制のネットゲームが増えました。コンプガチャ頼みだった各社が、それ以外の課金モデルを模索しているところで、それに連動する形でゲームの幅も広がっているのではないでしょうか。
自分もゲームは嫌いなわけではありませんが、1回いくら、毎月いくらで課金されるようなゲームは控えていますし、どうしても無料か買いきりのものばかりになります。こういうユーザーに、どうやれば財布のひもを緩められるかを考えるのが、今後のゲームのあり方になっていくのかもしれません。10年前から同じことを考えているような気もしますが。
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